【30代】未経験からWebマーケティング職に転職できる?
などなど、Webマーケティングにチャレンジしてみたいけど、転職に対して不安がありませんか?
また、30代は未経験で転職できるラストチャンスだと言われています。
実際のところはどうなのでしょうか?
結論は、Webマーケティング未経験転職は可能です。
理由としては、Webマーケティングのスキルは未経験者であっても習得しやすいうえに、業界的にも伸び続けていることがあげられます。
しかし、簡単にというわけではないのでしっかりと準備が必要です。
筆者もまさに未経験で、Webマーケティング職に転職活動中!
未経験で転職活動をするうえで、知っておいた方がいいこと、準備したことをまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Webマーケティングとは?
そもそもWebマーケティングとは、Webを主体として行うマーケティング活動のことです。インターネットマーケティング、オンラインマーケティングとも言われますが、同じ意味を指しています。
また、デジタルマーケティングもよく聞く言葉だと思います。
Webマーケティングとデジタルマーケティングはインターネット上で行われる施策であることは共通ですが、デジタルマーケティングの方がより広義です。
Webマーケティング < デジタルマーケティング < マーケティング
WebマーケティングはWebサイトが主軸となっているマーケティングで、例えば自社サイトへ顧客を流入させて、誘導から購買までのアクションをとらせるために施策を打つなどします。
SNS、アフィリエイト、広告、Eメール、SEOなどWeb上に閉じたマーケティングといえます。
デジタルマーケティングはネット上で得られる、あらゆるデータやタッチポイントを活用してマーケティングを行います。
上記のWebマーケティングを含め、ビッグデータの活用やデジタルサイネージ、AI、AR・VR、IoT、MA、CRM…etcと幅広くデジタルを活用したマーケティング全般を指します。
30代未経験でも転職できる理由
30代未経験転職が可能な理由としては以下が挙げられます。
以下、説明していきます。
1. Web・デジタルマーケティング業界が伸び続けている
Webマーケティング業界の市場規模は拡大し続けています。
デジタルは日常で当たり前の存在となり、どの業界、企業でもWebサイトを持っている時代になりました。
そんな中でインターネット広告費も年々増加しています。
現に、2021年電通社は、コロナ渦の影響を受けつつも市場は成長しており「インターネット広告費」は「マスコミ」に匹敵する2.2兆円規模に上ったと発表しています。
参考:「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」 - News(ニュース) - 電通ウェブサイト
今後もデジタル技術は発展していき、市場がさらに拡大することが予測されています。
それに伴い、Web・デジタルマーケターの需要も増え続けるでしょう。
2. Webマーケターの人手不足
デジタル技術はどんどん進歩する一方で、Webマーケター・デジタルマーケターは人手が足りていません。
その原因としては、育成するノウハウを持っていない企業がほとんどだからです。
企業自体もWebマーケティングに対しての理解が追いつかず、教育体制が整っていません。
筆者が経験した会社も、自社サイトを作ったはいいけど
・どう集客したらいいか、知見のある人がいない
・素人がブログやプレスリリースの配信をするだけ
・アクセス数伸びない、誰も見てない
みたいなことが頻発していました。
経営陣が50代後半で、ノウハウがないとできないことを説明しても
「とにかくお金かけずにやりたい」
「若い人ならわかるんじゃないの?」
と訳のわからない答えが返ってきたことがあります・・・苦笑
このように(?)企業側に教育体制やそもそものWeb・デジタルマーケティングへの理解が進んでいないことで、いつまでもマーケターが育たないという現状に繋がっていると思います。
またこのような人手不足に陥っている企業は数多くあるため、自己学習でスキル習得を図れる人も大変重宝されます。
最近では新卒採用や未経験採用を行っている企業も少なくありません。
3. Webマーケティングスキルは習得しやすい
Webマーケティングのスキルというと習得に時間がかかるイメージですが、Web系のスクールでマーケティングを学ぶと2~3ヶ月程で習得できるものもあります。
Webマーケティングは年齢も関係なく習得できるので、転職を考えているならまずはスクールに通ってみるのもありです。
ちなみに筆者は職業訓練校のWebクリエイター養成科に通っています。
6か月間、週3日、1日6時間の授業の中で
Webサイト制作、バナー制作(Photoshop)、SEOライティング、ネットマーケティング、Excel等を学んでいます。
この中で、ネットマーケティングとSEOライティングの授業は、Webマーケティングに必要不可欠だったので、学べてよかったと思っています。
また、職業訓練校では失業した人だけでなく、働いている人も通えるコースもあります。
実務未経験でも、学習していることで企業側へのアピールや志望動機も書きやすくなりました。
加えて、ある程度の収入を得ながら通えるのでとても助かっています。
もし未経験転職が不安という方は、スクールや職業訓練校で学ぶのもおすすめです。
因みに、私が通っているコースは幅広く学べますが、もっと専門的なWebデザイン・Webライティングに特化したコースもあるので、ぜひ調べてみてください。
4. 30代未経験採用を行っている会社がある
Webマーケティングの30代未経験採用の求人は意外とあります。
試しにIndeedで「未経験 Webマーケティング」求人検索してみました。
2023年1月23日掲載では6,837件ありました。
一部抜粋した求人情報です。
こちらは東京の渋谷区にある不動産仲介会社向けWebサービスを扱う企業
◇応募資格◇
社会人経験、接客経験
※Webマーケター未経験可。業界、業種、職種、不問。 求める人物像 ゼロから手に職をつけたい学習意欲の高い方
また、この求人は年齢制限がありません。なので意欲が高い方、人柄重視の採用を行っています。
実はこのような求人は多くあります。一部年齢制限のある企業もありますが、数ある企業が未経験採用を行っているので、気になったら応募してみるのもありです!
また、営業経験やコンサルの経験があると優遇されることもしばしば。そういった今までのスキルを活かすことが転職では重要です。
転職活動にあたって準備すること
未経験採用をしている企業に応募する場合でも、準備しておいた方がいいことがあります。
- 職務経歴の棚卸し
- 企業研究・面接準備
- 転職エージェントを利用する
1.職務経歴の棚卸し
まずは、ご自身の職務経歴の棚卸しをしましょう。
Webマーケティング職への未経験転職では、活かせるスキルがあるかもしれません!
あるWebマーケティングを行う企業の求人では、
◇応募資格(※必須ではない)
- 何らかの営業の経験
- コンサルティングの経験
- 顧客折衝経験
上記のような経験を求めている企業も多くあります。
顧客折衝といえば、サービス業で働いている人も接客スキルを活かせるということです。
求人に記載されている採用実績にも
販売員、人材コーディネーター、営業職・・・
様々な経歴の方が集まっていることがわかります。
また、前職(現職)までやってきたことの中に、共通点を見つけておくといいです!
例えば、筆者の場合
新卒入社:ヨガインストラクター(正社員)
↓
営業事務(派遣)
↓
事務・総務(正社員)
面接で必ず聞かれることは、
「ヨガから事務って全然違う職種だけど、なんで事務職なの?」
これ絶っっっ対聞かれるし、何万回と答えてきました笑
「全然異なる職ですが、一つはライフステージが変化しても続けられる仕事だと思ったことです。もう一つは、お客様と営業員のサポートをすることは共通しているところがあり、前職で培ったホスピタリティを持って仕事に取り組めると思ったからです。」
毎回こう言います。
無理やりではありますが、共通するところは納得がいくと思うんです。
転職の理由が一貫していて、前職の経験を次に活かしたい!
ということが明確だと相手にも伝わりやすいですし、自身でも志望動機も考えやすくなります。
ぜひ、共通点を探してみてください!
2.企業研究・面接準備
企業研究も大事ですね。
必ず、応募した求人情報だけでなく企業のホームページ等も見ておくといいです。
ホームページや、ブログ、記事等読んでみると、その企業の事業内容や規模・売上高だけでなく、理念やどんなことを目指しているのか等いろんなことが見えてきます。
そのネタを持って志望動機を書いたり、面接に臨みます。
- どんなところに惹かれて入社したいと思ったのか?
- 会社のイメージは?
など、入ったこともないからわからんわ!ってことを聞いてきますよね。
企業ホームページを熟読するとこういった質問も難なく答えられます!
それに加えて、アウトプットの練習をしておくことをおすすめします。
”理由は結論から伝える”など、わかっていても面接の場は緊張してうまく話せなかったりします。
どんな順番で話すか、質問に対する答えを声に出して練習するといいですよ。
3.転職エージェントを利用する
未経験での転職活動は、やっぱり一人だと不安という方は、転職エージェントがおすすめです。
筆者もある程度相談したかったので、まずはエージェントに登録しました。
市場の傾向や未経験者の採用状況など、わからないことをしっかり教えてくれる印象でした。
また履歴書の添削や、面接対策をしてくれます。面接対策は特に心強いですよね。
私が登録したのは以下です。
- ワークポート
- マイナビエージェント
ワークポートは求人数はさほど多くないものの、担当の方が親身に聞いてくださり印象が良かったです。
転職エージェントは以前も色々利用したことがありますが、
- 希望職と全然違うものをどんどん送ってくる
- 20社を目指して応募しましょう!とにかく応募!
- 早く返事して!早く!早く!
上記のような目に合ったことがあります。(※前記述の2社とは関係のないところです)
あちらもお仕事なので大変でしょうが、こちらも人生かかった転職なので慎重にいきましょう。
もし担当者と合わなかったら、早めに変更してもらうことをおすすめします。
まとめ
Web・デジタルマーケターの需要は年々増えています。
会社員で腰を据えて働くも良し、フリーランスで自由な働き方を手に入れるも良し。
Webマーケターには色んな可能性がありますし、どの業界でも必要とされる人材です。
30代の今から一生モノのスキルを身に付けていきませんか?
全然遅くはないです!一緒に頑張りましょう!!